【O-51】当院の妊娠初期超音波スクリーニング検査における最適なカットオフ値の検討
1)関西医科大学附属病院 産婦人科
2)京都大学医学部附属病院 遺伝子診療部
3)関西医科大学附属病院 臨床遺伝センター
2)京都大学医学部附属病院 遺伝子診療部
3)関西医科大学附属病院 臨床遺伝センター
(目的) 当院の妊娠初期超音波スクリーニング検査(FTS)はFetal Medicine Foundationの方法で21,18,13trisomy(T21,T18,T13) のリスク算出を行っている.最適なカットオフ(CO)値を算出し,遺伝カウンセリング(GC)に生かすことを目的とした.(方法) 2016年5月~2020年12月にFTSを行い,妊娠帰結を確認した564胎児を検討した.(結果) T21,T18,T13はそれぞれ18,11,2であった.T21,T18におけるROC曲線のAUCは0.98(95%CI0.93-1.03),0.93(95%CI0.927-0.930),CO値を1/19,1/40とし,その感度は94.4%,90.9%,特異度は95.6%,82.8%であった。(考察) 非確定検査の結果は確定検査の受検を判断する根拠であり,当院の検査精度を明らかにしたことは有用と考えられた.