【O-3】培養胎児へのパラミロン(PRM)の影響
1)神奈川生命研究所
2)鎌倉女子大学
2)鎌倉女子大学
【目的】 ユーグレナ(和名:ミドリムシ)に含まれるパラミロン(PRM)は、LDLコレステロールを低下させ血糖を安定化させる効力を持つ。今回、パラミロンにおける培養ラット胎児の血流等への影響を調べたので報告する。【方法】 培養方法は、胎齢11.5日目のラット胎児を体外に取り出し48時間培養した。培養装置は、自動送気型回転培養装置を用い、胎児血流量の測定は、レーザードップラーにより実施した。PMRの処理用量は50および100 μg/mlとし、100 μlを添加量とした。【結果・考察】 胎児心拍動数、胎児総体節数、及び胎児頂殿長は、PRM2群と対照群との間に差は認められなかった。また外表形態も異常は認められなかった。胎児尾部、卵黄嚢の血流量も変化も認められなかった。以上の結果から、PRM処理した2群で外表形態(奇形など)の以上がなかったことから、この2用量の安全性が確認できた。